お中元は、日本の大切なしきたりの一つです。
前編では
・お中元の時期は地域によって違いがある
・お中元の時期に贈れなかった時は熨斗(のし)の表書きが変わる
立秋によって表書きが変わる地域に注意
・お中元を贈る時は挨拶状を添える、もしくは郵送する
をご紹介しました。
前編はこちらです
日頃からお世話になっている方にだからこそ、失礼の無いように贈り、喜んていただきたいですよね!
それでは!
初めてお中元を贈る人も、マナーになんとなく自信がない人も、
知ってて安心お中元6つのマナー! 後編
スタートです!
お中元の相場のマナー
お中元を選ぶときに悩んでしまうのが、贈り物の金額ですよね?
お世話になっているのだから、あんまり安い物は贈れないし、かといって高すぎるのもどうなんだろう。。。
考えすぎてしまって、余計に分からなくなってしまいます。
お中元の相場は、お世話になっている度合いによって違いがあります。
一般的には
・両親、親戚、知人→¥3,000
・会社などの上司→¥5,000
・特別にお世話になった人→¥5,000から¥10,000
このように言われています。
しかし、日頃お世話になっている感謝の気持ちをお伝えするのがお中元ですので、
相場より少し高めであっても、
「あの方にはこれを贈りたい」と
思う品物を贈るのもいいですね!
毎年お中元を贈るようなお相手には、一度少し高めの物を贈ってしまうと、
次回以降になんとなく金額を下げづらくなってしまうので注意しましょう!
喜んでいただける贈り物選びのマナー
お中元の時期は夏なので、贈り物を選ぶのも悩みの種です。
暑い盛りにお届けするのですから、生鮮食品などを贈る際には十分に注意し、
できれば保存の効くものを贈りたいものです。
お住まいの地域でしか手に入りにくい特産品などがあれば、遠方の方にはとても喜ばれると思うのですが、
特産品が生鮮食品の場合は、クール便などを利用して発送してもらい、贈るお相手には事前にその旨をお伝えしておくことが大切です。
定番として人気がある品物は、ビールやコーヒーのセットなどで、そうめんなどの乾麺やハムなどもとても人気が高いので喜ばれるようです。
事前に贈るお相手の好みの銘柄や味、そして家族構成なども知っていると、悩まずに贈ることができますよ!
定番として人気がある品物であれば、初めて贈る場合やお相手のことをよく知らないような時にも安心ですよね!
その際は、ビールなどのアルコール類は選ばないようにすると良いですよ!
ビールなどのアルコール類は、飲む人にとっては嬉しい贈り物ですが、飲まない人にはあまり嬉しくないかもですからね!
これから先に、お付き合いを深めて行って、お相手の好みや家族構成などを知って行けば、
適切な贈り物をすることができるようになるので心配いりません!
最近では、商品券などもとても人気です。
お相手とのお付き合いの度合いで検討してみても良いですね!
お相手が喪中の時のマナー
お中元を贈るお相手が喪中だった場合、悩むと言うよりも「どうしたらいいのか分からない!」ですよね!
でも大丈夫です!
お中元を贈るお相手が喪中であっても、マナーを守って贈れば失礼になりません!
お相手が喪中の場合に、気を付けなければならないのは、「お祝い事」です。
日頃お世話になっている方への感謝の気持をお伝えすることと、季節のご挨拶をすることがお中元です。
お祝い事ではないので、お相手が喪中の場合でもお中元は贈って大丈夫なんです!
それでは、マナーはどう言うものでしょう?
お中元を贈る時期を考える
一般的にお中元を贈るお相手が喪中の場合には、四十九日が過ぎてから贈るのがマナーと言われています。
ご遺族のお気持ちなどを考えれば、気を遣いたいところなので要注意ですね!
この際には、熨斗(のし)と表書きが変わってきます。
お中元に使用する熨斗(のし)は、紅白の水引なのですが、この熨斗(のし)はお祝い事などで使用する熨斗(のし)なのでふさわしくありません。
使用する熨斗(のし)は、白無地奉書紙や白い短冊になります。
表書きは少し分かりにくいのですが、四十九日を過ぎてから贈るので、
・暑中御見舞(目上の方でしたら暑中御伺)
・残暑御見舞(目上の方でしたら残暑御伺)
を使用します。
お相手の地域のお中元の時期には四十九日が過ぎていると言う場合には、
表書きをお中元として良いようですが、この時期はご遺族も新盆などで何かとお忙しい時期でもあるので、
あえて時期をずらし、暑中御見舞や残暑御見舞で贈るのが良いかも知れませんね!
お悔みや励ましの言葉などを挨拶状として添えるのも忘れずに!
後編のまとめ
お中元の相場は、お世話になっている度合いによって違いがある
喜んでいただける贈り物として、できれば保存の効くものを贈る
お相手が喪中の時は、お中元を贈る時期をしっかりと考える
いかがでしたか?
前編・後編に分けて「知ってて安心お中元6つのマナー」をご紹介して行きました。
お中元は日本の大切なしきたりの一つなので、日頃からお世話になっている方へ失礼のないように贈り、
感謝の気持ちがしっかりと伝わり喜んていただけるように心がけて、より良い関係を築いて行きましょう!
前編はこちらです
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